Polizei/警察署に行って来ました。
何かされた訳でも、やらかした訳でもありません。
Strafregisterbescheinigung/犯罪歴証明書を取りに行っただけです。
大学からお給料を頂くにあたり、提出しなければならなかったのですが、
ここで再び、
ドイツ語の壁。
実はドイツ語、ちょっと面白い単語の作り方をします。
例えば「krank/病気の~」という形容詞
krank + Haus/家・建物 = Krankenhaus/病院
krank + Schwester/姉妹 = Krankenschwester/看護婦
krank + Wagen/車 = Krankenwagen/救急車
これが英語だと
ill/病気の~、hospital/病院、nurse/看護婦、ambulance/救急車
と互いに関係なさそうな単語になってしまうわけで。
実は関係してるのか?
ドイツ語は単語とその概念が分かりやすく関連付けられていて、
その点が日本語の漢字表記とよく似ていると思います。
未知の単語でもその構成要素から意味が類推出来ますし、語彙も増やしやすい。
が、これが思いっきり裏目に出るのが公的手続き関係の書類
Sozialversicherungsnummmer
Aufenthaltsbewilligung
Staatsbürgerschaftsnachweis
…
もはや暗号にしか見えない
(上から、社会保障番号、在留許可、市民権証明の意味)
区切りがないせいか
シャカイホショウバンゴウ、ザイリュウキョカ、シミンケンショウメイ
と同じような分かり難さを感じるのですが、母国語だと平気なのでしょうか…。
それはさておき、証明書はPolizeikommissaritatという部署で取得出来ます。
ちなみに日本では住民票がある都道府県警本部の管轄です。
オーストリアでの在留許可申請のため無犯罪証明書を取りに行った際、
鑑識課で指紋を採取されるというかなり楽しい経験をしたので
(スミマセン、犯罪捜査モノが大好きなんです)
今回もデカ部屋とかに入れたりするかも!と、期待していたのですが…。
人気のない普通のお役所でした。残念。
対応してくれた係りの人も、普通の年輩の女性。警察っぽい要素ゼロ。
しかもこの方
「"Dr."を証明出来るもの見せて。じゃないと証明書出せないわー」
と仰る。
何それ、犯罪歴と全然関係ないし。そもそも今日持って来てないし。
で、ダメ元でPCに保存してあった免許原本(墨書きされたとても日本的なもの)のコピーを見せたところ
「わーこれ漢字ねー。すごーい。良いわよ、OK!」
で無事発行して頂きました。
てきとー過ぎ。いいのかそれで。